【一戸建て VS マンション】…実際はどっちがいいの!?

[記事更新日]2017/05/11

さーて、マイホーム!となったとき、最初に考えるポイントがこれ。
一戸建てとマンション、実際どっちが良いんだろう?

ご家族の中でも意見が割れたり、親御さんからのアドバイスとご自身の考えが違ったり、周りの意見が様々だったり…一体全体、どうしたらいいの?!と思われる方も多いと思います。
一戸建てとマンション。それぞれにメリットとデメリットがありますので、今回はそこを整理してみましょう。

目次-contents-

一戸建てのメリット

  • 隣接住戸が無いので、音などをさほど気にせず生活できる。
  • 管理費・修繕費・駐車場代がかからない。
  • 決まりごとが無いので、ペット飼っても、増築・改築・外観など、自由度が高い。
  • プライバシー性が高い。
  • 管理組合への参加義務がなく、理事長という役回りになったりする必要がない。

一戸建てのデメリット

  • 管理費用、修繕費用を自分で貯蓄する必要がある。
  • 同じ立地条件だと、マンションに比べて物件価格が高くなる傾向にある。
  • 購入時の諸費用、固定資産税などがマンションに比べて高い。
  • セキュリティー、防犯面を自分で管理しなければならない。
  • 日照性、害虫、室内温度、湿度など、マンションより劣ることが多い。

マンションのメリット

  • 防犯面で優れていることが多い。
  • 建物の管理や修繕を気にする必要が無い。
  • 宅配ボックスやゲストルーム、集会場など、一戸建てには無い共有設備がある。
  • 一戸建てに比べ、好立地にある場合が多い。
  • 同じ立地にある一戸建てに比べ、物件価格が安い傾向にある。
  • 周辺の人と協力して住みやすい環境ができる。
  • 購入時諸費用や固定資産税などが一戸建てと比較して安い。

マンションのデメリット

  • 管理費用、修繕費用、駐車場代が月々かかる。
  • 各住戸が隣接しているので、一戸建てに比べて騒音等が気になる。
  • ペット飼育や増改築など、マンション規約に従う必要がある。
  • 管理組合に参加義務があり、理事長などの役割がある。

まとめると…

一戸建ての場合は、やはり購入時にお金がかかります。物件価格、購入時諸費用、固定資産税、都市計画税、不動産取得税…どれを取っても同じ立地条件のマンションに比べて高くなる傾向にあります。ただしその反面、月々の管理費、修繕積立金、駐車場代が必要ないので、30年、40年という長い年月を考えると、その差額は総額1,000万円以上になることも。最初にかかるお金は高いけど、月々の負担は少ない。そんなイメージでしょうか。
車を2台以上お持ちの方は、一戸建ての方が良いかもしれません。

そして、大事な家族の一員であるペット。

マンションの場合は殆どがマンション規約でペットに関して定められています。ペット飼育可のマンションももちろん多くありますが、「大型犬不可」だったり「10キロ以下に限る」だったり「1世帯1匹まで」だったり。マンションによって細かいルールが決められています。
犬や猫を2匹以上飼いたい方や、大型犬を飼いたい方は、お探しの立地で飼育可能なマンションを見つけるのはなかなか難しいかもしれません。

一戸建ての大きなメリットとして「管理費・修繕費用がかからない」というのがありますが、建物は放置していたらもちろん劣化していきます。マンションの場合はこの費用を払っているからこそ、建物管理のプロによる修繕計画に基づいて建物の状態を保ってくれるんです。しかし、一戸建ての場合は自分で管理と修繕をする必要があります。

実は、木造の一戸建ての場合、5年に1度は定期検査とシロアリなどの害虫防止策をする必要があると言われています。ですが、5年に1度、ちゃんとやってる人は実際ほとんどいません…だいたい皆さん、どこかに不具合が生じてから「あ!なんかここおかしい!」と気づいて、検査と修理をするんですね。
シロアリ発見!検査してみたら既にシロアリの巣窟…なんてことも。そうすると、気づいたときには修理費用が数百万…そんな貯蓄ない!となると、そこでリフォームローンを使って借り入れをして、結局月々の返済が重くなるケースも…。マンションの管理費と修繕費にも、ちゃんと支払う意味があるんです。

マンションの大きなメリットの1つとしては「防犯性」があります。管理人常駐、管理人住み込み、オートロック、24時間監視カメラ、SECOM付き!など、一戸建てで同じレベルのセキュリティーを確保しようとすると、かなりの費用負担になります。管理費を払えば、この防犯が付いてくると思えば、安く感じる人もいるのではないでしょうか?

その反面、マンションの場合は、管理組合や住民のコミュニティー、隣接住戸とのお付き合いがあります。壁を1枚隔てたら別の世帯。ベランダ越しに、こんにちは。ドアを開けたら、こんにちは。エレベーター乗ったら、こんにちは。なんてことは日常茶飯事です。プライバシー性が低くなりますね。ですが、こういったコミュニティーが苦じゃない方なら、逆に住みやすい環境を作ることもできます。大型マンションだと、同じマンション内で、お子様どおしが同じ学校に通われていて、お子様のお迎えを協力して頼んだり、お休みの日はホームパーティしたり、なんてお話もよく聞きます。

一戸建てとマンション、それぞれの一般的なメリットとデメリットを簡単にまとめてみましたが、いかがでしたか?

3階建ての一戸建てを購入したけど、お子様が巣立ち、老後になって階段がキツくて…駅が近くてスーパーが近くにある、エレベーター付きマンションに住み替えたい。なんていうご相談もよくあります。その頃には、今住んでいる一戸建てが、かなり安くしないと売れない…売却した費用で購入できるマンションが…なんてことも。

実際、立地や物件規模、周辺環境などなど、様々な条件で感じ方も変わってきます。たくさんの物件を見ていくと、今まで気付かなかった魅力や、今まで気付かなかったNGポイントを発見できたりします。
ご自身の思い描く生活、将来像を元に、それぞれのメリットとデメリットを当てはめてみて、たくさんの物件を見てみてください。どちらにしても、中古物件は見るべきポイント、注意すべきポイントがたくさんあります。まずはプロに相談してみてくださいね。


この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。弊社は、当記事の情報(個人の感想等を含む)と、この情報を用いて行う利用者の判断について、一切の責任を負うものではございません。

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