<一点突破のドア事例>リビングリノベは王道です。

[記事更新日]2017/06/02

こんにちは。本格的に動き出してからもう3ヶ月が経とうとしているリノベーションマガジンへようこそ。

これまでこのリノベーションマガジンでは、「リビングだけがリノベじゃない」とか「北欧風だけがリノベじゃない」とか、昨今のトレンドのど真ん中を、わざとらしくそらした題材で記事をお届けしてまいりましたが、今回はリノベの王道『リビング』のお話です。

とはいえ、リビングの事例をただ集めるだけではど真ん中すぎますので、今回は、リビングはリビングでも、その入り口『ドア』です。ドアに少しこだわるだけで、空間が一気に変わります。同じスーツでもネクタイが違うだけで、同じ素材のジャケットでもボタンの色・素材が違うだけで、突き抜けるごとく雰囲気が変わるのをご存知だと思います。リノベーションでも同じです。そんな「一点突破」のドア事例をお届けします。

ドアの話をしよう

ファッションで言えば、全身をワントーンで落ち着いて構成しても、少しだけ、ほんとに少しだけ遊びゴコロを足してみたいことってありませんか。ビビットな色味のバッグを持ってみたり、アクセサリーを大振りのものにしたり。そんな遊びゴコロをお家にも取り入れてはいかがでしょうか。ということで、まずご紹介するのがこちら。

ワンポイントカラーのドア

落ち着いた色味の空間に、淡いグリーンのドアをひとつ。毎日通る場所だからこそ新鮮な気持ちになれるドアは素敵です。このドアが、部屋の壁と同じホワイトのものだったらと考えると、このドアの存在価値が伺えます。

こちらは、リノベーションの物件の中でもあまり取り入れられることのないはっきりとしたレッドのドアがある物件です。レッドは、一見バランスが取りづらそうですが、クラフト感・ヴィンテージ感あふれる、こうしたテイストなら空間に明るいアクセントを加えています。

こちらもワンポイントカラーのリビングドア事例。このお部屋、色合い鮮やかなレンガ貼りの壁がインパクト大ですが、戸棚やキッチンの側面の色合いからヴィンテージテイストな雰囲気が伝わります。奥に見える渋すぎる棚について言及したいところではありますが、それは別の記事に譲るとして、ドアの話をしましょう。はっきりビビットなブルーのドア。ガラスの格子窓がついていて、さながら幼き日に遊んだレゴブロックのドアパーツ(わかる人いるでしょうか)を思い起こさせます。しかし、決してチープな印象はなく、その明るいけれど深みのあるブルーの色合いが、このヴィンテージでアメリカな空間にアクセントを加えています。ガラスの窓がついたドアは、奥行きが感じられていいですよね。お次は、さらに奥行きが感じられるドアの事例をご紹介します。


 

「あ、おしゃれなお店にあるやつだ。」で有名なガラスドア

はい。こちら廊下からリビングにつながる途中にそびえるドア。しかし、木とガラスの組み合わさったこちらのドアは、その大部分がガラス。木枠の間を通り抜けられそうなくらいの奥行きです。おしゃれなレストランや雑貨屋さんに一つはあると言っても過言ではない、このおしゃれドア。シンプルな空間に”一転突破”で設置するだけで、家に訪れた人が”お!”と思うに決まってます。もう一つ大事なことは、お子さんが走り回って、間違ってドアに突っ込まないように注意することですね。さらにもう一つ。

こちらも玄関からリビングにつながるドアです。リビングと玄関は仕切りたいですよね。でも、完全に閉ざしてしまうと空間に閉塞感がでるかもしれません。何よりこの物件。見えづらいかもしれませんが、左上の天井のパネリングが、ひと続きのようにリビングへ繋がっています。この繋がっている雰囲気を視覚的に感じるためには、もはやガラスドア以外考えられません。ドアをガラスにすると、途端にモダンに、素敵空間に感じるのは僕だけでしょうか。


ジャンル分けできない!個性派ドア

こちらは、部屋の淡いグレーのトーンに全てのドアを合わせたお部屋。リビングの入り口になっている、手前のドア。格子のガラスは、磨りガラスで廊下のあかりが柔らかく引き込まれます。ドアもアクセントとして用いるのではなく、空間に調和させるのも一つの手段でしょう。ただ、部屋の中のドアを全て同じにするよりも、色は揃えつつも異なるデザインのものを採用することで、より個性的な空間に仕上がります。

壁の木目に優しい光が反射するこちらのお部屋。床、壁と異なる木材に囲まれている包み込まれる雰囲気をさらに良いものにしているのが、このドアです。圧倒的に渋い深い色味の木製ドアは、”一点突破”のリビングドアにふさわしい。二つ開いている、ひし形の小窓がさりげないアクセントになっています。

こちらの木製のドア。部屋の雰囲気に溶け込み、壁のパネリングかのように見えます。極端に言えば、隠れ扉のようにも見えます。こうなってくるとリビングに大きな変化を加えるという今回の記事のお題にそぐわなそうですが、このドアの静かに主張する素材感は、一見の価値ありです。

おわりに

リビングのリノベは、やっぱり王道です。たくさんの選択肢がある中で、何から決めていったらいいのかお考えでしたら、「こんなドアがあったらワクワクするな」と思うものを選んでみて、そこから決めていくというのも、一つの手かもしれません。まだまだ弊社にはたくさんのリノベ事例があります。ご興味のある方は、「リノベーション事例」をクリックしてみてくださいね。


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