アーバンアウトドア②〜インドア派にも好まれる、ゆるいアウトドア感を纏う室内〜
アーバンアウトドア住宅とは?
ということをsnow peakのお話も交えながら、前回はお伝えさせて頂きました。
前回の内容だけでも、
今すでにキャンプやBBQがお好きな方やsnow peakユーザーの方には
アーバンアウトドア住宅の良さをイメージ頂きやすかったのではないでしょうか。
それに、すでにアウトドアアイテムをお持ちなら、ご自宅で即実践することができるような内容でした。
そうなると、わざわざ業者を利用しリノベーションをしてまでアウトドア空間を演出する必要はないのではと思いませんか。
アウトドアに興味のない方やアウトドアイテムをお持ちでない方にとっては、アーバンアウトドア住宅という選択肢は、自分には向いてないな〜と思われてしまったのではないでしょうか。
今回はその2つの疑問がほどけるように、アーバンアウトドア住宅をオススメさせて頂きたい理由をお伝えしていきます。
陰影の演出がカギ!プロだから醸せる室内のアウトドア感
自然と言えば、欠かせないのが『光と陰』です。
一言に『光』と言っても、
太陽と月とでは、光の質はまったく異なるものですよね。星の光というのも忘れてはならない存在です。
お察しのことかと思いますが、これも一応ふれておきましょう。
同じ太陽や月の光でも、時間帯によって季節によっても天気によっても異なります。
あなたはどんな光がお好きですか?
陰もとても大切にしたい要素です。
どの角度から、どれくらいの距離から光が当たるかで、
その物体の表情は変わります。
陰というと、その名の通り目立たない黒子のような引き立て役な存在ですが、
影絵や影踏みといった楽しみ方があるように主役の役割も担える存在。
どんな陰をお部屋に存在させるかは侮れません。
この陰影を室内で表現することは、思いのほか難しいものです。
その部屋の自然光の入り具合や、壁・床・天井の色味などとの兼ね合いも配慮しなくてはいけません。
あなたのライフスタイルを考慮することも大切です。
例えば、あなたが真夏のとても明るくて眩しい太陽の光がお好きだとします。
その光はあなたの気持ちを明るく元気に開放的にさせてくれます。
ところが、その光をずっと浴び続けると元気を引き出され過ぎて、身体がだるくなった経験もおありではないでしょうか。
朝や昼間にその部屋で過ごすことが多いのなら、その明るさに近い空間でもいいかもしれませんが、夜に過ごすことが多いのであれば不向きと言えるでしょう。
例えば、あなたが夜の月明かりがお好きだとします。
その光はあなたの気持ちを落ち着かせ穏やかにし癒してくれます。
ところが、その光の中にずっといると落ち着かせられ過ぎて、気持ちは沈んでしまうかもしれません。
1日働いて夜にその部屋で過ごすのであれば、その明るさに近い空間でいいかもしれませんが、朝や昼間に過ごすことが多いのであれば不向きと言えるでしょう。
どんな光が好きかだけで照明を決めるのはリスキーです。
なんとなく適当に選んだ照明を、なんとなく適当な場所に設置することは、なんだかもったいない気がします・・・。
アーバンアウトドアはマインドフルネス
“マインドフルネス”という言葉も、ここ1〜2年で一気に広まりましたね。
ブームに乗って、いくつもの書籍が出版されていたり、インターネットでも情報が溢れています。テレビでも時々取り上げられていますよね。
ただ、マインドフルネスというものがどういうものなのかは、目に見えるものではありませんから分かりにくいかもしれません。
マインドフルネスとは、
思考ではなく五感が優位にはたらいている状態のことです。
この状態の時には、“今この場所、この時間、ここにいる”ことを感じられています。
逆に、思考が優位にはたらいていれば、あなたの心は頭はどこにいるのでしょうか。
過去ですか?未来ですか?(現在にはいないはずです。。。)
この状態がずっと続くのは、とても人の精神を疲弊させます。
考え事をしていてぼーっとしていたという経験は誰しもお持ちのはず。
この時は思考が優位な状態です。
あなたの意識は過去に起こった何かにイライラしたり後悔したり悲しんでいるのかもしれませんし、これからの仕事に向けて、計画を立てているのかもしれませんし、緊張していたり、悩んでいたり、あるいはワクワクしているかもしれません。とにかく現在には意識はありませんよね。
道を歩いていて、車が近づいて来ていることにも気づかないかもしれません。車の音が耳に入らなかったり、車の姿が目に入らなかったり、いまこの瞬間に車が近づいているということを感知できていないのです。
そして、かなり大きくクラクションを鳴らされました。
そこで初めて、あなたの耳がその音を認識し、それと同時に目もその車の姿を認識します。ふっと我に返る瞬間です。
この瞬間に、思考から五感が優位に切り替わりました。
現在に意識が戻ったのです。
ちょっとマインドフルネスという言葉とは離れたイメージの例えではありますが“今この瞬間、ここにいる”という感覚と“ここにいない”という感覚の違いをお分かり頂けたのではないでしょうか。
五感を刺激するには、自然に触れることが1番です。
だからこそ、普段の生活にアウトドアの要素が含まれていることは理想的なライフスタイルだと私たちは思っています。
次回は、マインドフルネスについてもう少し掘り下げてお伝えさせて頂きたく思っております。