父は1級建築士。私が、まったく相談せず住宅購入した訳

[記事更新日]2017/06/14

父は1級建築士

こんにちは!WAKUWAKUリノベーションマガジン編集部です!

本日は、私が1年前の住宅購入時に思った事を『リアル』に『素直』に書かせていただこうと思います。

コラムの一番下にも小さく書いてあるのですが、一応断っておきます!
この記事には、私の考え方や判断がふんだんに盛り込まれています。
これが正解!というものではありませんので、皆様の”選択の参考”にしてください。

このコラムを読んでいる方々は、お住まい探しを検討されている方が多いので、私が住宅購入に踏み切った理由からお話しさせていただきます!

目次-contents-

なぜ、住宅購入を考えたのか!?

進学のタイミング

<住まい探しスタート理由>

  1. ひとり娘が小学校に進学する。
  2. 進学予定の小学校がちょっと、ここで書けないくらい荒れていた。。
  3. 父が実家の近所にお墓を買った。

子供の進学を機に、お住まい探しスタートは良くある話ですね!
ただ、私が1年前に住んでいた横浜市内のとあるエリア、
娘が通う予定だった小学校で、ある事件が起こってしまったのです。。

大変申し上げにくいのですが、、、リアルに素直に書く。がお約束だったので、お話しさせていただきますね。

、、、小学5年生の女の子が同じ時期に2人妊娠してしまいました。。
残念ながら事実です。。

お相手は、近所の中学生です。
不動産会社なら知る人ぞ知る”やんちゃ”な子が多い事で有名な中学校が近くにありました。

10年前に、『14歳の母』というドラマが話題になりましたが、
それを大幅に上回るショックな事が現実に起こってしまっていたのです。
※ドラマと異なり、子供を産んではないと思うのですが ^^;。。

これが、2016年 夏のお話しです。
この縁もゆかりもないエリアから引っ越そうか??
気持ちが動き始めました。

程なくして、会社から夏季休暇をいただきました。
私の実家は横浜市の港北区にあります。

同じ市内で電車で30~40分の距離には住んでいたのですが、
盆と正月には帰るのが我が家のオキテ。実家に顔を出しました。

その時、私の父から近所にお墓を買った事を聞きました。
『長男のお前には迷惑かけないぞ!』
そう言った父は、少し照れくさそうで、どこか誇らし気に見えました。

『ちょっとついて来い。』
父は、私と私の奥さん、そして娘を車に乗せると、10分ほどで新設された
キレイな墓地に我々を連れてゆきました。

お墓と家の購入

そして父の購入したお墓と初めて対面(?)したのです。
最近のお墓って、タテ長じゃなくて横長でオシャレなんですね。 笑

『お前もゆくゆくここに入るんだぞ!』明るく父は言いました。
『母さん以外、まだ誰にも見せてないんだ。お前に1番に見せたくてな!』
すごく元気な父ではありますが、『長男として、そばでシッカリ最期まで面倒をみよう!』と
その時、私の覚悟も決まった気がいたします。

実家と同じ港北区に住宅を購入し、引っ越しをすることを心に決めて
同年の12月冬、実家から自転車で10分くらいの距離の住宅を購入しました。
購入の翌年の4月、娘は小学校1年生になりました。

さて、タイトルにもある通り、私は、住宅を購入するまで1度も両親に相談をしませんでした。
父は1級建築士ですが、一切相談しなかったのです。

もちろん住宅を『買う事』は報告済み。
自分の心に決めた住宅を購入するまで一切見せないし、アドバイスも求めなかった
という意味です。

父の事は、心から尊敬しておりますが
今でも『相談しなくて良かった!』と自信を持って言えます。

1級建築士の父にアドバイスを求めなかった理由

住宅ローン

住宅ローンの審査を事前にクリアーし、いよいよ目の前にある『運命の1件』を契約しようと思った時、私の奥さんが心配そうに私に声をかけました。

『お義父さんに相談しなくていいの??』

この奥さんの『相談しなくていいの??』には、『父に』という意味と『1級建築士に』という
2つの意味がある事を理解していましたが、私は『大丈夫、まったく必要ない!』と笑顔で
奥さんに答えました。

まったく必要ない!と答えたのは、
絶対に『そんなに急がないで、もっとよく考えたら??』と
言われる事が”わかっていた“からです。

反対される事がわかっているのに、事前に相談しない事が意外ですか??
よーく考えてみてください。

もし、自分に子供だったり、親だったり、大切な人がいたとして
35年という時間と大金をかけて、住宅購入という大きな決断をする直前に
『コレ、買おうと思うんだけど、どう思う??』と聞かれた時
あなたなら、どのような返事をしますか??

『いいんじゃない??買っちゃえば??』と背中を押してあげる事ができますか??

自分の発言に、大きな責任と相手の人生がかかっている質問です。
相手の事を想っているほど
『そんなに急がないで、もっとよく考えたら??』という返事しか考えられません。

目の前にある住宅を見て、私が後悔しないように
どこか悪い所はないか、どこか見落としているポイントはないか
私とは異なる父の価値観で、一生懸命悪いところを探してくれてしまうと思うのです。

不動産の不安なところ

真剣に不安ポイントを探してくれて、重箱の隅をつついたようなタラれば話も交えて
私にアドバイスという、『決断先延ばし案』を提案してくれると思うのです。
真面目で、1級建築士の父であればなおの事です。

私が休日の時間を注ぎ込み、市場にある住宅の中から比較検討し、選び抜いた住宅について、
購入の決断が鈍る事しか言われず、その間に他の購入希望者に先を越され
『後から考えればアレが生涯最高の住宅だったな。』と後悔の人生を歩みたくない!
そう強く思いました。

自分の価値観で、自分で決断する事が大切です。

不動産は自分で決める

私は『住宅資金援助』や『同居』の予定がないならば、
親に相談は全く必要ないと思います。

住宅購入後、父に初めて家を見せました。
すると、良いところを沢山見つけてくれて褒めてくれます。

自分の価値観とは違うけど、『お前の趣味趣向だとこういうのが好きなんだな。』と
認めてくれます。

私たちが近所に引っ越してきた事を、心から喜んでくれています。

私が『運命の1件』だと感じ、父にも認められた住宅を超える物件は、
この1年で1度も見た事がないし、この先も無いと確信しています。
※そこに住むと地域の不動産チラシがバンバン入って来るので全てに目を通してます 笑

本当に、両親に相談せず、自分たちの意思決定で
最高の住宅を手に入れる事が出来て良かったと思います。

私の娘はまだ7歳ですが、おおよそ20年後
『お父さん、この家を買おうと思うんだけど・・』なんて言われたら
血眼になって悪い所を探します。笑

娘が、何件も見て回って比較検討して
やっと巡りあえた『運命の一件』であろうとも容赦しません。笑

娘を大切に想う私の意見なんて、娘の幸せにとって少々おせっかいが過ぎるのです。
なので、私の娘が住宅購入をする時には『一切相談はいらないよ ^^ 』と声をかけます。
長年住宅業界にいる私(父)の意見すら、おせっかいにしかならないのですから。

目の前にある物件は、世界に1つしかありません。
どうぞ、ご自身の価値観で、ご自身の決断で、
世界一の住宅を手に入れてください。

長くなりましたが、ここまでコラムを読んでいただいた皆様、
本当にありがとうございました!
またお会いしましょう!


この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。弊社は、当記事の情報(個人の感想等を含む)と、この情報を用いて行う利用者の判断について、一切の責任を負うものではございません。

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