珪藻土の壁の良さも、なんとか知ってほしいのです。

[記事更新日]2017/03/24

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珪藻土の壁の良さをお伝えしたいのですが、そもそも、珪藻土って。
なんだそれって感じですよね。

珪藻土(けいそうど)は、珪藻という藻がお亡くなりになったあと化石になって、それが積み重なってできた『土』です。
この珪藻土の一粒一粒には、木炭の数千倍の数の穴があいていると言われています。木炭に脱臭効果があるのはよく聞く話だと思いますが、その数千倍の数の穴があるわけですから、木炭よりも、ものすごく嫌な臭いを吸ってくれます。

珪藻土は、英語で”KEISODO”ではなくて、diatomite(ダイアトマイト)と呼ばれます。なんか爆発しそうな名前だな、と思ったら、その昔、かの有名なノーベルさんが作り出したダイナマイトは、珪藻土を用いて作られていたらしい。珪藻土、強そう。

その珪藻土を壁に塗るわけです。それを珪藻土の壁と言います。そのままですね。

珪藻土の壁のいいところ3つ

せっかくオプションで選ぶんですから、それなりのメリットがないと選べません。そこで、珪藻土をおすすめしたい3つの理由をご紹介します。

調湿性

メリットの一つ目は、『調湿性』です。

冒頭にも言いましたが、珪藻土の一粒一粒には、同じ大きさの木炭の、数千倍の穴があいています。
炭を使ったタンスの吸湿剤があるくらいですから、珪藻土にも同じような効果が期待できるかと思います。

調湿性といって、呼んで字のごとくですが、「湿度」を「調整」する能力のことです。水分子は、ジトジトしていて湿度が高いときは、より乾燥している方へと移動します。その結果、珪藻土の粒子に空いている穴に水の分子が吸着します。逆に、乾燥していてくちびるの皮がむけたりする(冬とか本当にこうなるんです。いやですね)時には吸着していた水分子が、乾燥している方へと出ていきます。珪藻土には、こうした効果が期待できます。

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ただ、いまの建物は、昔のように、通気性の良い土壁の上に色を塗ったり、壁紙を貼ったりはしていません。
石膏ボードという空気を通さない下地の上に、塗ったり、貼ったりします。そのため、珪藻土の戦闘領域は、石膏ボードの上のわずか2〜3mmなのです。がんばれ珪藻土。

その数ミリの厚さですので、限られた面積に珪藻土を用いただけでは、部屋全体に効果を及ぼすことは難しい。寝室などの比較的面積が限られている部屋の壁に珪藻土を選んでみるのがおすすめです。

※自然素材の珪藻土ですから、限界がありますので、極度の乾燥や部屋干しのジトジトには、加湿器や除湿機の利用をおすすめします。

脱臭

メリット2つ目は、『脱臭』です。

部屋の臭いって、一度残ってしまうとなかなか消えませんよね。
珪藻土は、化学の現場では、物質の濾過助剤として用いられています。
ろかです。理科の実験なつかしいです。水にとけきれなかった物質を捉えます。

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臭いというのは、空気中の水分子に溶けて広がるみたいです。
そして、先ほどお伝えした通り、珪藻土は、水分子を吸い寄せます。水に溶けて広がった臭い成分を、珪藻土が吸着します。

というように、珪藻土には脱臭の効果もあるのです。

肌触り

そして3つ目は、『独特な肌触り』です。

珪藻土をおすすめしたい理由の4つ目は、真面目そうな話が続いて急に「肌触り」。独特って、便利な言葉ですね。
珪藻土の塗り壁は、表面が「ゆず肌」と呼ばれるブツブツゴツゴツした感じになります。

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これは、好き嫌いが分かれるとは思いますが、無機質なつるっとした表面よりも、視覚的にも触覚的にも、あたたかみを感じることができると思います。

珪藻土を活用すべき場所

もったいぶって、見出しつけましたが、個人的にはぜひ『寝室』にふんだんに使っていただきたい。

弊社で実際に珪藻土をふんだんに用いた事例です。

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どうですか。ぐっすり数日くらい寝てられそうじゃないですか。このお部屋。実際入ってみると、明らかに他の部屋とは空気感が違いました。
微細なほこりとかも吸着してくれるので、言い過ぎですが、冬の澄み切った空気感を年中体感できます

珪藻土の壁は、価格も一般的なクロスより高いものですので、部屋を限定した使い方が、効果を一番実感できて、おすすめです。

珪藻土の壁の不安なところ

珪藻土のいいところばかりお伝えしてきましたが、もちろん気にしておかなければいけないポイントがあります。

それは、「珪藻土単体では、壁に塗れないということ」。漆喰のようにどろっとした液体の質感であれば、壁に塗ることができますが、珪藻土単体ではそうはいきません。そのため、接着剤やそれに準じるものを混ぜて、壁に塗れるようにします。この接着剤の種類や量によって、珪藻土がもつ調湿性などが失われてしまうことがあります。ただ珪藻土といっても、商品によって、せっかくのその機能を打ち消しているものがあります。実際に、珪藻土の商品を選ぶ際は、担当者に確認をしましょう。

もう一つは、珪藻土を塗った際の水分が適量ではなかったり、サッシの開け閉めで壁に強い衝撃を与えた場合、ひび割れが起こることがあります。ひび割れがかなり気になる方の場合は、避けたほうが無難です。一方で、多少のひび割れであれば、補修部分に水分を含ませて、スポンジなどでなぞれば見えなくなります。

ということで、珪藻土の良さと懸念点をお伝えしてまいりましたが、肌触りなんかは、もう写真を見たって、正直どうしようもないのです。
ぜひ一度、珪藻土の壁に触れられるショールームなんかに行ってみて体感していただければ、と思います。


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