拝啓 リノベ派様。その『不動産屋さん』は、不動産を紹介してくれません。
こんにちは!WAKUWAKUリノベーションマガジン編集部です!
今回は、当社で良く見る光景をコラムにしました。
マイホームの購入方法として、
『中古購入+リノベーション』をお考えの皆様に
参考にしていただきたい内容です。
楽しいハズの中古購入+リノベーション。
リノベーション向き物件探しの
成功の秘訣は、不動産会社選びにアリ!
是非ご一読くださいませ。
入社して2年。ようやく見慣れた光景があります。
お客様が来店され、席に着くと開口一番、、
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不動産屋さんに行ったら、、、
全っ然不動産を紹介してくれないんですっ!!
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一瞬、何かの哲学のようにも聞こえる
不思議な悩みですが、当社のスタッフに
悩みをぶつけるお客様のお話しを聞き、
お飲物をお出ししながら
正直、『またか。。』と
残念な気持ちになりました。
実はこの悩みを抱えたお客様が、
当社には本当に良く来店されるのです。
お客様(以下S様)のお話しをまとめると、
- マイホーム購入で、『中古購入+
リノベーション』を検討中。 - リノベーション向きの中古マンションを
探す為、不動産会社へ。 - S様が選ばれたのは、テレビCMでもよく見る有名な不動産会社。
有名不動産会社(以下T不動産)に来店し、
実現したいライフスタイル、リノベーションで
自由な間取りに大好きなデザインテイストで、
カフェのような空間を創り生活したい事、
など2時間くらいに渡ってお話ししたそうです。
※画像はイメージです。(当社施工例)
マイホーム購入に関して、予算の話はどうしても
付いて回ります。ここでは仮に予算4,000万円と
させていただきます。
S様は、T不動産の担当者に
『予算は、物件とリノベーション合わせて4,000万円』と伝えました。
S様の希望を叶えるなら、
『物件3,000万円+リノベーション1,000万円』
あたりがバランス良いのでは?と
当社スタッフはもちろん、リノベーション雑誌を
愛読するS様も同じ様にイメージはしていました。
ところが、T不動産から紹介された物件は、
- 3,800万円の築浅物件
- 4,000万円のリノベーション済み物件
ばかりでした。。
リノベーション済みの物件や、予算がから逆算し、
200万円程のリノベーションが限度の物件は、
S様の希望に全然マッチしていません。
自分がまったく望んでいない物件資料が
目の前にずらりと並び、思わず
『不動産屋が、不動産を紹介してくれない。。』と
残念な気持ちになったそうです。
このお話し、運が悪く変な担当者に
当たってしまった??と思ってしまいますが
実は、決してそうではないのです。
拝啓 マイホームは、中古を買ってリノベーション!
とお考えの皆様、実は一般的な不動産会社では、
中古物件を積極的に紹介はしていただけません。。
目次-contents-
まずは『仲介手数料』のカラクリについて。両手契約ってなぁに?
皆さまがお住まい探しを依頼されるような、
いわゆる『不動産仲介会社』の主なお仕事は、
お客様から要望をお伺いし、条件に合う物件を
ご紹介、その中の1つをご契約いただく事です。
不動産契約が成立すると、仲介会社には
『仲介手数料』が入ります。
※成約まで、費用は一切かからないのが一般的です。
最近、お住まい探しスタート時にお金を取る会社も
出てきているようなので念の為。。
売買契約成立時に購入者(買主様)からいただく
仲介手数料は、物件価格に係数をかけた金額で
算出されます。
※仲介手数料については、細かいルールがありますが、ここでは[係数3% + 6万円]とします。
仲介手数料の試算
例)物件価格が4,000万円と3,000万円の場合
(A)4,000万円 × [係数3% + 6万円]=126万円
(B)3,000万円 × [係数3% + 6万円]=96万円
(A)と、(B)の物件で成約した場合、仲介手数料30万円の差額が出ました。
さらに(A)のリノベーション済みの物件は、売主が不動産会社の場合が多く、
買主からだけではなく、売主からも同額の手数料が入るのが慣例です。
※このように買主様、売主様、両者から手数料をいただく事を業界では『“両手”契約』なんて呼んだりします。
つまり(A)の物件を成約すると、仲介手数料は2倍の252万円になります。
一方(B)の中古マンションは、売主が個人(一般の方)の場合が多く
売主様からの仲介手数料は、上の画像の通り、売却担当である別の不動産屋に入ることが多いのです。
つまり(B)の物件を成約しても、仲介手数料は96万円です。
いかがでしょう??T不動産に入る手数料が
2.5倍になる可能性が出てきました。
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ちょっと話が長くなってきてしまったので
この続きは、【後編】拝啓 リノベ派様。その
『不動産屋さん』は不動産を紹介してくれません。
で、お話ししたいと思います。
後編は、いよいよS様がT不動産にリノベ向き物件を
紹介してもらえなかった理由、核心に迫ります!
・リノベーション向き物件ってどこで紹介してもらえば良いの??
・どんな会社をパートナーに選べば良いの??
についても、お話しをさせていただきます。
後半は、この“後編”が掲載された、おおよそ1週間後に掲載されると思います!
3/20 【後編】が掲載されました。
ここまでコラムを読んでいただいた皆様、
本当にありがとうございました!またお会いしましょう!