欧米と日本の住宅事情違い(グァムと沖縄も)

[記事更新日]2017/05/15

世界

先日、休暇をいただき、グァムへ行ってきました!とにかく暑かった・・・。観光中にガイドさんから、グァム島はRC住宅(鉄筋コンクリート住宅)がほとんどで、高さも3階建て以下の住宅がほとんどということを聞きました。理由としては、台風が多いためとのことでした。地域や国が変われば、ガラッと変わる住宅事情。
今回はさまざまな地域の住宅事情についてお送りいたします!

日本の住宅

和室

日本と言えば「木造住宅」というイメージが強いですね。国土交通省「住宅着工統計」によると、2014年の新設住宅着工892,261戸の内、54.9%が木造住宅です。この着工数の中には集合住宅も含まれ、集合住宅の多くが鉄骨や鉄筋コンクリートで建てられているので、戸建て住宅に絞ると木造率はぐっと高くなります。
2008年の総務省調査によると、その時点で存在する住宅(住宅ストック)では、戸建ての93%が木造とのこと。もともと多くの日本人は木の家に住んできたのですね!

なぜ日本には木造住宅が多いのでしょう?

その理由として、風土・文化・歴史面が強く関係しているといわれています。日本には昔から木材が豊富に存在し、使用されていました。文明・文化の進歩とともに寺社仏閣の建立がさかんになり、建築技術も高度に発展しました。これにより、木造建築は日本の家のスタンダードになったと言われています。
また、日本特有の高温多湿な気候も関係しているという点もあります。木造建築は通気性に優れているので、ジメジメした気候をなるべく和らげてくれる暮らしをするために、木造建築が多いのかもしれませんね。

沖縄の住宅

沖縄県では鉄筋コンクリート住宅が主流となっています。総務省統計局が2015年2月26日に公表した沖縄県の戸数と種別によると、鉄筋コンクリート住宅(鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)・鉄骨造(S造)を含む)が94%となり、木造住宅は5%棟となります。
ではなぜ沖縄では木造住宅ではなくて鉄筋コンクリート造が主流になっているのでしょうか?

その理由は台風です!グァム島と同じですね。

沖縄での生活に台風は絶対に避けられないものです。沖縄地方に上陸する台風は本州に上陸する時よりも勢いが衰えることなく到来します。しかしどんなに強い台風が来ても人的被害が少ない理由の一つに、RC住宅で生活している事が挙げられます。関東などでは台風の勢力が衰えて上陸することが多いため、木造住宅でも被害が少ないのかもしれませんね。

アメリカの住宅

アメリカ住宅

アメリカでも主流は木造住宅です。ただ日本と違う点が1点あります。それは耐用年数の長さの違いです。日本の戸建住宅の場合30年~40年使用する方が多いかと思います。もちろん、傷んだ箇所を修繕したり、リノベーションしたりすることにより50年以上使用することも技術的に可能ではありますが、建て替えたほうが経済的であることが少なくありません。日本の場合、築古の建物より築浅の物件のほうが設備も新しく、資産価値が増加することにより、流動性も高まるという特徴があります。

一方、アメリカの戸建住宅は傷んだ箇所を修繕しながら50年以上使用することが一般的で、100年くらい使用される物件も数多くみられます。

なぜ同じ木造住宅でもこれだけの違いがでるのでしょうか?
大きな理由として「気候」があげられます。日本は湿度が高く、梅雨の時期があるなど、木造建物のコンディションの維持には決して良い環境とはいえません。一方、地中海性気候で知られるカリフォルニア南部は空気が乾燥しており、晴天が多く、降水量が少ないため、木造建物のコンディションの維持に適した環境といえます。このことから、傷んだ箇所を適宜修繕することにより、日本とは比べものにならないくらい長期での使用ができることとなるのです。シロアリ被害のリスクの差は日本とアメリカではほとんど差はないそうです。
また、アメリカでは物件総額に占める建物の価値の割合が大きいことが一般的であるため、価値の高い建物をあえて取り壊すという発想にならないということもあるそうです。

ヨーロッパの住宅

ヨーロッパでは殆どの戸建てで半地下が付いています。なぜ半地下が付いている家が多いのかというと、ヨーロッパは一度建てた家はなかなか壊さないので古い家が多く、最初に建てられた時代には電気やガス、水道はなく、火を使う台所は半地下にあったり、初期の暖房用の石炭ボイラーを半地下に設置したりしたと言われています。

現在ではインフラ整備も整っているため、倉庫として使用したり、部屋として使用するお宅が多いそうです。同じヨーロッパでも、スイスでは自宅にシェルターがある家ほとんどです。国の政策もあって義務付けられているため、ほぼ100%自宅地下に核シェルターがついています。

おわりに

地域や国、住まい方、気候が変わればガラッと変わる住宅。建築技術進化した現在は、ライフスタイルや好みに合わせた選択が可能です。あなたのライフスタイルや好みに合った住まいを見つけましょう!


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