「中古+リノベーションする際に見落としがちな重要ポイント」をプロに聞いてみた。その3

[記事更新日]2017/04/15

リノベ不動産 | BeatHOUSEの菅原です。
わたくしが社員全員にインタビューして、実際に来店しないと聞けないことや、その人だけが持っている普段聞けない情報なんかを聞いてしまおうって企画の第三弾になりました。ではスタートいたします。

目次-contents-

楽しむ!こだわる!余白を残す!

菅原
ノタケさん、第三弾のスタートで使用したいんで、是非一筆を宜しくお願い致します!

野竹さん
楽しむ!こだわる!余白を残す!

菅原
ノタケさん、、、これ三筆な気もしますが、、、

野竹さん
ははは

菅原
とりあえず聞きます(笑)

野竹さん
オッケー。ようは、中古リノベーションにおいて、マンションであれば、極論言うとなんでも大丈夫なんです。でもその中で楽しんでやってないと、行き詰まってしまうし、つまんなくなってしまうし、お金もかかる話だし、楽しんでやってないと結局何もかも嫌になってしまう。何かを作り上げるっていう楽しみを持ち、ひとつこだわりを持つことで楽しみを持続させる。そしてそれを間取りに落として作り込んでいくんだけど、あえて余白を残してあげることで、将来的に長いスパンで作りあげていくことができる。そういう流れをとると、望んだ形になりやすい。

菅原
ん?それが辛いってことですか?あまり楽しくないってこと?

野竹さん
楽しい!楽しいからこそ、それをアドバイスくれるプロが僕らだから、すべてを投げかけてほしい。投げかけることで、いい回答が出きるし、アドバイスを聞いて上で、また新しい質問がでてくる。なので、楽しんでいくことが大切かな。

菅原
ほーほー。例えばお客様が、太平洋にイカダが浮いていて、そのイカダの上の家で暮らししているようなイメージでリノベーションしてほしいって言われたら、その質問を受けて、プロからのアドバイスがくるわけですね!ちなみに楽しんでいる野竹さんだったらどう回答をしてくれるんですか?

野竹さん
はははは。

菅原
すみません。それは置いておいておきます。楽しむとか、こだわるとは比較的わかりやすいかなって思うんですが、余白を残すっていうイメージが付きにくい、捉え方が難しいなって。もう少し詳しい説明をお願いできますか?

野竹さん
例えば30代のご夫婦二人で家を買い、リノベーションします。将来的に子供が1人2人って増える。また50代、60代になってライフスタイルが変わってくる。そうした時に、30代の気持ちのままでずっといられるかって考えるとそうではない。だから30代の段階で、作り込んだものを作ってしまうと、結局数十年後にリノベーションでまた大きく変えなければならない可能性が生まれてしまう。そうなってしまうなら例えば、寝室と別の部屋があった場合、そこはDIYできる箇所として残したり、廊下のスペースであれば、その二人の歴史的なギャラリーウォールを作る可能性もあるから裏側に下地を入れててあげるとかが余白のひとつの考え方。

菅原
なるほど。聞いていてひとつ思ったのが、お客様側から余白を残した設計をお願いしますってなかなか言うのが難しいのかなと。例えば、将来的にギャラリースペースを考えてるんで下地入れておいてくださいとか将来を考えるって難しくないですか?

野竹さん
確かに普通はそこまで考えられない。だからこそヒアリングしていった中で、こちらから提案するんだけどね。あれもやりたい、これもやりたいってやると、限られた空間で全然収まらないわけで。詰め込みたいものは詰め込んでいいんだけど、必要じゃないかもっていうのは話していく中でわかっていくんで。それを盛り込みつつ、削りつつってやっていると自然と余白が生まれてくる設計になってくる。だからお客様にはとにかく楽しんでほしい。

菅原
って結構楽しめないお客様多いんですか?とか楽しめてないよな~って思うこともあるんですか?

野竹さん
ん~時々ある。それはお互いのイメージとか、意図とかが伝わらない時とか、コミュニケーションの問題もあるかと思うんだけど、会話の反応で解るんだけどね。人って全部伝えても、その中の半分くらい、もしくはもっと少ないかもだけど、それくらいしか理解できてない。端的に、結論から伝えて、それについて説明はするんだけど、説明自体が難しい場合もあるからね。解釈できないと面白くなくなっていって、楽しめないってサイクルに入ってしまうんだよね。それも起こりえるかな。やっぱり遊ぶ感覚とか、一緒に作る感覚を持つと違ってくる。僕からすると、家を買う前提よりも、家を作る前提で。家を探したほうがいいかなって思うな。

菅原
なるほど。設計目線の面白いお話ですね!ありがとうございました!

水まわりの位置!

菅原
水まわりの位置!とはどういうことですか?

小林さん
リノベーションっていうのは、、

菅原
あれ?スイッチ入りましたね。

小林さん
リノベーションっていうのはですね。フルスケルトンにして、自分らしい部屋を作るわけですよ。ただ、水まわりっていうのは変わられる部分と変えられない部分があるわけですよ。

菅原
蛇口じゃなくて?

小林さん
蛇口ではなくて!イラストもいじるんですね(笑)蛇口はいくらでも変えられるんで、お好きなものを(笑)。ただ位置はね、、、例えば、バルコニーにお風呂は作るのは無理ですし。

菅原
ってことはバルコニーに露天風呂はできない?

小林さん
露天風呂は、、、理想を叶えるリノベーションでもできない。無理無理無理。やめてください(笑)

菅原
これは結構見落としがち?

小林さん
中古+リノベーションの時は、結構見落としがちですね。

菅原
逆に何を見て、これを見落とす感じなんですか?お客様が見がちなところを是非聞いておきたいです。

小林さん
見がちなところは、やっぱり自分がいるスペース。つまり、リビングで自分が立つ位置とか、お部屋の広さとか、光とか、キッチンをオープンにするのか、アイランドにするとか、そういうとこを見ている人は多いんですが、位置を確認するのを忘れちゃう人が多い。

菅原
水まわりは気にするけど、位置を確認してないわけですね。なるほどね。

小林さん
もっとも中古リノベーションで気をつけないといけないところですね。できないこともありますよ。何が何でもできるってわけではないですね。

菅原
ありがとうございます。お客様がハッピーになるようにしっかりアップしておきます。

コンセントの位置

今回、なかなか登場することがない経理の方にも聞いてきます!
一番話しやすい同級生の那谷屋さんにアタックしてきます!

菅原
那谷屋さん、ちょっとだけ時間いいですか?少しワクワクリノベーションマガジンで噂のやつ聞きに来ました!お願いしてもいいですか?

那谷屋さん
え?私ですか?

菅原
え?あたなもです。

那谷屋さん
リノベーションのプロじゃないんですけど?

菅原
ん〜なら家で使いにくいなぁってとこでも大丈夫なのでお願いします!

那谷屋さん
ならこれで!なんか引越しする時に、不便だったんですよ。延長コードとかも使えるけど、それも邪魔じゃないですか。欲しいところにないって結構あるんですよね。

菅原
設計する時にコンセントの位置って大事ってことですね。

那谷屋さん
そうそう

菅原
そういえば今一人暮らしですか?

那谷屋さん
違います。実家です。

菅原
戻ってきた感じですか?

那谷屋さん
戻りました。今の実家の部屋がすっごい不便なんですよ。

菅原
へ~ここにほしいのに部屋の壁をぐる~ってまわさないと無理とかね。

那谷屋さん
うんうんうん!ここにテレビ置きたいのに、テレビと接続するものがなくて、反対側にあるとか

菅原
たしかに、設計する際に、コンセントの位置はどんなレイアウトにしても大丈夫なように確認しておきたいものですよね。

今回のまとめ

特に今回は「楽しむ!こだわる!余白を残す!」「水まわりの位置!」「コンセントの位置」っていうところでしたが、いかがでしたでしょうか?賃貸と異なり、ローンを組み数十年住まう家だからこそ、将来を見据えた目線でしっかり考えていく必要があるんだなと。なかなか難しいかもしれませんが、家を買うという人生の大きなイベントをうまく活用して長期的なライフスタイルを描けるようなお手伝いをできるようにまた精進しないとなと感じました。まだまだ第三弾ですが、宜しくお願い致します!


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