あなたは大丈夫?新築マンション購入で失敗する人の4つの特徴と、購入する前に注意すべきこと

[記事更新日]2017/04/23

新築マンション_営業マン

新築マンションは完成前に販売が行なわれる、いわゆる青田売りが主流です。

新築マンション販売でよく見られる販売方法で、マンション建設予定地の近くにモデルルームを造り建物がない状態から1年前後かけて大体的な広告を打ち出しながら新築マンションを販売していきます。

多くの場合、新築マンションの広告では完成予想の間取り図や3Dパース、同じようなグレードの他マンション画像が利用されますが、モデルルームを見学して得た情報や、これらの広告に出されている情報だけで新築マンションの購入を判断する人は高い確率で失敗します。

今回は、「新築マンション購入で失敗する人の特徴」と「新築マンションを購入する上で絶対に気をつけなければいけないこと」をご説明していきます。

目次-contents-

新築マンション購入で失敗する人の4つの特徴

住宅購入は、人生において大きな買い物のひとつ。誰しも、失敗はしたくありません。しかし、新築マンションの販売では供給側の都合ばかりがクローズアップされて広告が出されます。

そんな新築マンションの広告に踊らされて、失敗してしまう人の特徴を見ていきましょう。

  1. モデルルームの雰囲気をそのまま信じてしまう人
  2. 広告や営業担当者からの情報しか見ない人
  3. 住宅ローンの借入限度額とほぼ同じ価格帯のマンションを購入しようと考える人
  4. 消費増税前や補助金対象などの情報を前提にマンション購入を考えている人

さて、考えてみれば失敗するのは当たり前なような人の特徴ですが、あなたは果たしてどれかに当てはまっていませんでしょうか?

どれか1つにでも当てはまっている人は、今一度マンション購入は考え直したほうが良いかもしれません。

新築マンションを購入する前に注意すべきこと

新築マンションを購入する前に注意すべきことは色々ありますが、一番やってはいけないことは「間取り図だけを見てマンションの良し悪しを判断すること」です。

新築マンションを購入する際には、少なくとも次のようなことに注意が必要です。

敷地配置図や各階平面図などの全体計画を確認する

新築マンションを購入する際には、気に入った部屋の間取り図をプラン集から確認したり、眺望シュミレーションからバルコニー面の眺望を確認したりすることになりますが、新築マンションほど全体計画や共用部分、敷地配置図や各階平面図から慎重に検討する必要があります。

これは、いざ新生活が始まると雨の日はわざわざ傘をささないとゴミ出しにいけなかったり、地下の自転車置場から急な坂道を登らないと外に出られなかったり、エントランスにでるまで5分以上掛かったりすることがあるからです。

意外と見落としがちな遮音性能

マンションを購入した後で一番トラブルが多いのが「音」に関すること。周りに住む人の住まい方に大きく因るものであり、また自分自身の住まい方も大きく問われる問題です。

床の遮音性能を表す指標に「L値」があります。床の衝撃音には、LL(軽量衝撃音)とLH(重量衝撃音)があり、フローリングの遮音性能L値はLLに該当し、数字が小さければ小さいほど遮音性能が優れていることを示します。

遮音等級
引用元:http://www.k-ban.net/sonota/souon.html

音の感覚や安眠できる音の大きさはそれぞれ人によって異なりますが、ぐっすり安眠できる床の遮音性は「L-40以下」を一つの目安として考えて良いと思います。「L-40」の音のレベルは、ドシンドシンなどの重い音が「遠くから聞こえる感じ」程度、軽い音は「ほとんど聞こえない」程度となります。

また、部屋の上が上階のルーフバルコニーになっていたり、上の部屋の間取りが自分の部屋の間取りと違っているときは音の問題で悩まされたり、階下が車路になっている場合は自動車の騒音に悩まされる場合もあります。

マンションの住戸位置は要注意

さらに、すべての部屋の断熱性能が同じ性能のマンションなら、角部屋や最上階の部屋は外気に面する壁や天井部分が多くなるため、中住戸(階下・上階・燐戸に囲まれた部屋)に比べ暑かったり寒かったりすることがあります。

、基本的に「外気に触れる部分」に断熱材を隙間なくきちんと施してあるかどうかがその住戸の断熱性及び省エネ性を左右する大切なポイントです。

最後に

間取り図をみて分かることは、せいぜい部屋の使い勝手や下がり天井含めた天井高、そして将来的な水まわりのレイアウト変更を可能にする段差スラブの範囲くらい。

実際に部屋や共用部分を自分の目で確認できる中古マンション選びと違い、新築マンションは設計図からほぼすべてを判断しなくてなりません。階下や上階の間取りだけでなくマンション全体の生活動線まで含めて検討することが重要なのです。
(住んでみたら隣のマンションの部屋から自分の部屋が丸見えになっていた、なんてことが分かったりすることもあるくらいです。)

部屋以上に共用部分や全体計画について、必ず営業の担当者に確認を取りましょう。多少、担当の不動産営業の人は嫌な顔をするかもしれませんが、嫌な顔をされた時点でその営業マンはあなたのことは「良い金づる」としか思っていません。

住宅購入は、人生において大きな買い物のひとつ。誰しも、失敗はしたくありません。営業マンの言葉に惑わされず、急がず、焦らずよくよく考えて決断しましょう。


この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。弊社は、当記事の情報(個人の感想等を含む)と、この情報を用いて行う利用者の判断について、一切の責任を負うものではございません。

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