【海外の家は叶えるのは「白×木×開放感」】
海外の家によく見られるのが白が基調の木を取り入れた空間です。欠かせないのが開放感! 海外では大きい窓で開放感を作り出しているケースが多いです。とは言え、窓は変えられないので採光性を高めるのが◎。光をたっぷり取り込むと、空間は実際よりも広く見えます。
【アレンジが効くインナーバルコニー】
植物が好きなお二人が作られたインナーバルコニーは、その時々に合わせて自由に使えるスペース。インナーバルコニーに限らず、同じ空間の中に自由に活用ができる場所があると暮らしの利便性も格段に上がります。用途に合わせてアレンジできるスペースは、リノベーションだからこそできるもの。これからリノベーションする方は、こういったスペースを取り入れてみるのもオススメです。
【ステンレス×ブリックタイルでスタイリッシュに】
LDK全体をスタイリッシュに仕上げたのがステンレスキッチンと壁のブリックタイルです。異素材をピンポイントでまとめると、アクセントになりながら全体のバランスを保てます。
【暮らした後のライフスタイルや習慣を考慮して選んだキッチン】
アイランドキッチンは、お二人が並んで料理ができるようにと幅が広いものを選ばれました。このように、いつもしている習慣や理想のライフスタイルを描くことはとても重要です。それによって設備のサイズ感や動線・間取りも変わってくるので、設計段階では自分がどんな暮らしをしたいのかイメージを膨らませてくださいね。
【オープン収納+土間で洗練された玄関に】
収納はオープン・クローズによって印象が変わります。オープン収納は抜け感が出て広く見せる効果があります。土間は収納・お子さまの遊び場・ギャラリーのような見せ場などアレンジが効くので、リノベーションで取り入れる方が多いです。帰宅して最初に見えるので、こだわりがいがある場所です。
【お部屋の広さはそのままに、通り抜けられるウォークスルークローゼット】
必ずと言っていいほどリノベーションで取り入れられるWICですが、今回は進化系のウォークスルーです。Tさんご夫婦は隣り合う洋室の壁をなくし、それぞれの収納を一体化しました。二部屋から入れるように入り口を二つ設けたので通り抜けもでき、風通しもよい収納となりました。WICは物件の造りによって、このようなウォークスルーできる形にすることも可能です。
【Tさんご夫婦からこれから家づくりをされる方へ向けてメッセージ】
「リビング・廊下の床の高さを合わせたように、設計段階で決めたことが着工してはじめてできないとわかることもありますが、そういう場合でも違う案を一緒に考えてくれたのでスムーズに進められました。リノベーションは物件自体が古くても中身は新築とほぼ変わらないし、オリジナルにできるのが魅力。選択肢の一つに入れて良かったと思います。
リノベーションを進めてみてわかったのは、自分の希望は何でも伝えたほうが良いということです。無理かもと思うことも伝えれば、いい感じにデザイナーさんが汲み取って反映してくれるので、遠慮せずに伝えていくといいと思います」