【物件探しの基準は希望の実現可否】
「物件選びの基準は『希望の間取りにできるかどうか』で選びました。家を探す前から今の間取りを考えていたんです。『この間取りができる物件を教えてください』ってお願いして、それが叶いそうな物件を探しました。それと、大きい浴槽が入ることも外せない条件で。物件を決める前に詳細なカンテイ図面をもらって、パイプスペースや崩せない壁の部分を確認しつつ、その図面をもとに自分で間取りを組み直してみてから、実際の物件でもうまくフィットするか、内見の際にはメジャーを持参して細かく確認しました。」
Aさんの物件選びの軸は間取りでした。このように完成後のイメージが明確だと物件選びもスムーズになります。そのためには希望のイメージや絶対にやりたいことをはっきりさせることが必須です。画像検索やSNS、雑誌などを見てイメージを膨らませるのが家づくりでは欠かせません。Aさんのように、なかなか見つからないときは絵を描いて伝えるのも手ですね。
【色と素材を決めてから進めた内装】
天井と壁はクリーム色、キッチンのアクセントタイルはネイビー、床・キッチンのカウンターテーブル・梁は木目で揃えました。あえて梁の色や質感を変えると一気にオシャレになりますね。物件によって異なりますが、梁さえもアクセントにできるのがリノベーションの魅力。あえて遊んで楽しむ方が増えています。
【構造体を活かしたキッチン】
「キッチンからもテレビを見たかったので、対面式にしました。本当はカウンターテーブル側にシンクを置きたかったのですが、そっちにすると配管のために床に傾斜をつけないといけなくて。ここはもともと洗面室に段差がある物件で、そこの段差をなくしたかったので床上げをしているのですが、さらにキッチンが高くなると天井高が低くなってしまうので、この位置にしました」
存在感抜群のカウンターテーブルとネイビーのタイルでオシャレに仕上がりました。カウンターの側面は壁のタイルと合わせてタイル柄のクロスに。部分的に合わせると、それだけでオシャレな雰囲気になりますね。
【眠りを促すネイビーの寝室】
寝室はネイビーの面積を増やして落ち着いた雰囲気に。ネイビーなどの青系の色はリラックス効果・睡眠の誘引効果があります。ダウンライトの柔らかい光で心地よく入眠できそうですね。
寝室の吊り戸は、オシャレ建材を取り扱う「HAGS」で購入し、塗装をオーダー。リビングから見るとキッチンのタイルと色をリンクしていてアクセントになっています。リビングとの壁には室内窓を設置。こちらも色を揃えています。
【行き来しやすいゆとりあるWIC】
「寝室からすぐに行けるようにしたかったのでドアは付けず、寝室内に壁を立てて半個室のようにしました。リビングのドアを開けると見えてしまうので、全部丸見えにならないようにL字の壁を造りました」
サイドはオープンラック、正面はハンガーラックと分けました。自分で購入したオープンラックに合わせ、枕棚の取り付け位置や奥行のサイズを決めました。こうすれば洋服に合わせた収納が可能です。ハンガーラックは下のスペースが空くので、チェストを置いてさらに収納できますね。これだけ広いと移動しやすく、何がどこにあるか一目瞭然です。
【収納を切り分けたゆったり玄関】
靴収納は土間との間に壁を立ててWICのような造りに。ドアがないので閉塞感がありません。このように収納と土間を切り分けると整理整頓がしやすく、ゆったりした印象になります。靴収納は近年リノベーションで人気のトールタイプ&オープン収納。床・壁・天井はあえて暗めの色にして目立たないようにしつつ、シックな雰囲気に仕上げました。ずらっと並んだ靴を見ると、毎日の靴選びが楽しくなりそうです。
【徹底して色と素材を統一した水回り】
洗面室と浴室はどのように変えましたか?
「洗面室も色は引き続きクリーム色をベースに、洗面台に木目を取り入れました。洗面台の鏡は施主支給です。パッケージプランにあったんですけど、私の好みではなくて。浴室は絶対条件だった大きい浴槽に。ショールームを回ってベストだと思うサイズを探しました」
こだわりのあるアイテムを使いたい場合に施主支給という方法があります。注意したいのは、設置について可能なものとできないものがあったり、保証についても異なることなどです。業者にもそういった説明をしっかりしてもらうことと、納得したうえで使うなど慎重に選びたいところ。
心を込めて選んだアイテムであれば、空間に対する愛情もより湧いてくるというもの。お気に入りのものがあれば、施主支給可能かどうか、きっちり確認してみましょう。
トイレもクリーム色をベースに差し色にネイビーを取り入れました。同じ色で全箇所統一すると、クロスや塗装を決めやすいですね
【施主支給やオーダーでコストダウン】
好きなアイテムを取り入れたいときや予算オーバーしたときにオススメなのが施主支給やオーダーです。Aさんは室内窓と洗面台の鏡を施主支給し、キッチンのカウンターテーブルはオーダーによってコストダウンできました。オーダーというと高いイメージがありますが、今回のようにコストダウンをする手段としても活用できます。
【パッケージプランで選ぶ時間を短縮】
一から全て考えるのが億劫な方は、パッケージプランが◎。時間と手間を省けられるし、リノベーションのトレンドを掴んだ建材を揃えています。気に入るものがなければオプションで変えることも可能。なかなか選べない方や手間を省きたい方は利用してみてくださいね。