公立小移民って知っていますか?

[記事更新日]2017/11/27

公立小移民

ここ数年の動きから名付けられた「公立小移民」というフレーズですが、自分の子供のために優れた教育環境を求めた親が、公立の小学校に入学させるために学区内に引っ越しする人たちのことを「公立小移民」と言います。

私菅原が小さなころは、、と言っても宮城県の片田舎で育っているので秘密基地を作ったり、ちょうどファミコン、プレイステーションなど様々なゲーム機が誕生した時代に小学生だったので、外でも中でもがっつり遊んだ子供時代を過ごしましたが、今は、時代も変化したものです。私の時代でも上の世代の方から言わせば、全く世界が異なると言われてもおかしくはないのですが。

なんで引っ越すの?と少し理解ができない方も少なくないかもしれません。
小学校の先にある中学校受験や高校受験を見据えて、子供により良い環境を与えるために、それが叶う学校の学区に、マタニティや幼稚園、保育所の段階から家をわざわざ探して引っ越しをするのです。

そんなことをするくらいなら、有名私立に通わせれば良くない?
って声も聞こえそうですが、今の時代は教育環境や生活環境が整った公立小学校、いわゆる人気学区に入学させるのが主流になりつつあります。その理由はお金をかけずに良い教育を受けられるから、お金を節約したいなどの簡単な理由ではないようです。

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生活環境が良い

公立小移民

都心部と郊外では人気の学区ができた理由や傾向は少し異なりますが、共通して言えることは「教育熱心」で「生活環境が良い」ということが上げられます。

私立ですと、学区が異なるために生活環境はバラバラで、子供は学校で会い、家に戻ってくると地元での友達との差が生まれてしまったり、親同士では教育の方針の違いなど差が生まれてくる事例もあるなどと聞きました。そう観点から見ると、公立小学校の学区内には同じような価値観や思想を持った親も多く、挨拶がしっかりでき、生活マナーが良く、学校行事やPTAにも積極的に参加するなど、子供のためにはしっかりとした環境をという空気感があり、子どもが生活するには良い環境があります。

子供の安全のために

公立小移民

あえて言わなくてもご存知のとおり、公立小学校は自宅と学校が近いです。このメリットは案外大きいようです。私立の小学校は電車やバスを乗り継ぎ登校させる必要がある場合が多く、親としてはまだ幼い我が子を遠くまで登校させることが心配なのもありますし、他のお子様の親の顔も見れるの安心感が全く違うようです。

自宅から私立の学校まで、電車で1時間を通わせているという親もいると聞くと、確かに自分の子だったらどうかなって考えて心配になった菅原です。

教育に対しての意識が違う

公立小移民

子供のために労を取って、引っ越しするくらいですから、子供の教育に対しての本気度が違います。人気の学区は物価が高く、地価も下がりにくいので、少しでも子どもによい教育環境を与えたいと望む人にとってエリアもギュッと絞られるので、簡単に引っ越しできるものではありません。私立中学に行かせたいけど、世帯年収いくらあれば通わせることができる?私立は年収の高い層しか行けないよね。という声は一昔の声になるもの遅くはないかもしれませんね。決して、お金を掛けずに子どもに良い教育環境を与えようと考えている人が集まっている地域ではないということは書いておきます。

横並びに見られがちな公立小学校にも、研究指定校や教育推進校などに指定され、独自の取り組みで注目を集める学校もあるほどです。また、公立小移民予備軍も多く、そう簡単には新築は立たないので、中古マンションをずっと探させれている方も。その分、意識の高い方が集まってくるようです。

小学校に入ってからの進路を知っていますか?

公立小移民

家を探す場合、大抵の方はエリアをしっかり吟味されると思います。その際にお子様が入学される小学校の進路を気にしたことありますか?高校でも大学でもなく小学校です。

今、変に思われた方は、時代についていけていない可能性もありますよ。今は義務教育でさえ、選ぶ時代になっています。英語教育もだんだん早くなってきて、小学校1年生の段階で英語や算数の差があるらしいです。田舎育ちの私が小学校一年生の時には考えられないほどです。英語なんてフレーズ聞いたことあったのかってほどです。

時代が作った流れ

公立小移民

公立小移民は時代の流れが生み出した一つの副産物なのかと思っております。
国が既存住宅やリフォーム市場の活性化に向けた取組みを行い、中古市場とリフォーム、リノベーションが盛んになってきたことで、学区の移動が安易になってきました。また、私立の熾烈な受験戦争で残る一握りの層から、のびのびと自由に過ごして感性を育てつつ、目指すところは高みをという方々のニーズと、公立小学校も私立小学校に負けない取り組みをということで始めた施策など、時代がうまくマッチングしてきた結果が「公立小移民」。

目当ての学区で物件を購入するには「経済力」に加えて、「運」も必要となりますが、すぐに買えるように今から準備されてみてはいかがでしょう。


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