【賃貸から物件購入へ方向転換】
家を購入しようと思ったきっかけを教えてください。
「住んでいた賃貸の更新が半年後に迫っていて、新しく家を探すことにしました。最初は賃貸を見ていたのですが、住みたいエリアに手頃な賃貸がなかったんです。それでお互いの勤務地までアクセスが良いエリアを見たんですけど、予算内で探すと駅から遠かったりでフィットするものがなかったんです。
以前の住まいは新築かつ駅近。そこに5年ほど住んでいたから、なかなか決められませんでした。あと、インテリアの色もあります。新築の賃貸ってクッションフロアで壁が白いところが多いけど、僕たちの家具にあまり合っていなかったように思います。家具に合わせると内装はブラウン系が良く。そうなると、今度は築年数が古くなる。引っ越し費用も高いから妥協したくないし、納得して住むなら買ったほうがいいのかなと思って購入を検討し始めました」
こちらの物件にした決め手は?
「以前の住まいとほぼ変わらないエリアで、物件が圧倒的に安かったことです。この金額ならフルリノベーションで自分たちのやりたいことができると思いました。でも、ここに決めたのは2回目の内見後。最初来たときはまだ前の方の荷物があったんですけどボロボロの状態で。これで本当にリノベーションできるのかな?と心配になって一度やめたんです。でも、隣の部屋がリノベーションされて、見に行けることになって。リノベされた状態を見たらイメージが湧くかもと内田さんに言われたので、見てみることに。ちゃんとキレイになっていて『これなら平気だな』と思い、決めました。管理体制が良かったのも決め手です。積立金もしっかりあって、耐震工事も2年前にされたばかりと聞いたので安心しました」
【テイストは決めず、家具が映える空間に】
家づくりがスムーズに進んだ秘訣は、好きなイメージをたくさん集めたことです。加えて家具を中心にした空間づくりを軸に、広いリビングやワークスペースなどやりたいことも明確だったのがポイント。テイストを最初から決めて進めることもありますが、テイストがなかなか絞れない方はYさんご夫婦のように好きなイメージを集めると、自分の好きなテイストが自然と見つかります。せっかくの家づくりなので、絶対に取り入れたいことを明確にすると後々ブレません。
【カウンターテーブルがポイントのこだわりキッチン】
キッチン収納はベースキャビネット(作業台から下の収納)と壁面の造作棚のみ。ベースキャビネットは食洗機がない分広く、大容量収納です。造作棚・カウンターテーブルの天板・床を木で揃えたことで統一感が出ていますね。アクセントタイルも壁に合わせて、ニュアンスがあるグレーをチョイス。同じ色でも素材やトーンを変えることで、洗練された印象になります。
【スペースを活かしてワークスペース&コーディネートコーナーに】
主寝室と洋室の前に廊下を造り、あえて広くしたことでワークスペースとコーディネートをチェックするフリースペースができました。リノベーションの魅力は、こういった個室ではない空間を有効活用してオリジナルな空間を造れること。個室にすると場所をとるけど、空いたスペースに造れば他の居室に支障が出ません。部屋数と好きなものを同時に取り入れられるのがリノベーションのメリットです。
【壁・床で生まれ変わった洗面室&トイレ】
洗面室の壁にはキッチンと同じアクセントタイルを施しています。床には木と合わせて優しいブラウン系のフロアタイルを採用。木の扉は収納かと思いきや、開けるとあるのがガス給湯器です。築年数が古い物件ではガス給湯器が室内にある場合が。そこにあるとは感じさせないように、こうした扉をつけることで古い物件ならではのネックもカバーできるんですね。
トイレも洗面室と同じフロアタイルを採用。壁も明るいグレーにして洗練したトイレに仕上げています。