Renovation Guide(リノベーションガイド) 女性コーディネーターがホンネで語るリノベーションガイド

リノベーションガイド

リノベーションしてみたい!でもどうやって?資金は?物件の見学ポイントは?“初めての住まい購入”には不安や疑問がつきもの。そんな悩めるリノジェンヌたちに、3人の女性リノベーションコーディネーターからアドバイス。先輩リノジェンヌのことやリノベーションのコツについてホンネで語ってもらいました。

  • 山口 真奈美
  • 上丸 沙希
  • 野原 栄子
  • 竹中 絵美

自立した女性たちの選択、リノベーションという住まい

―― : 女性ひとりのリノベーションって、ここ最近増えてきたと感じますか?
  • 最近は特に感じます!わたしはコーディネーターになって1年ちょっとですが、80人近いリノジェンヌからリノベーション相談を受けています。山口さんはもっとですよね。
  • そうですね。1.5倍ちかくかな(笑)
―― : きっかけってどんなことが多いんですか?
  • リノジェンヌ特有だなと思うのは“自分が自立してる”っていう証として家を買おうという女性が多いことですね。賃貸だと学生と感覚が地続きというか。働いて経済的にもしっかりしてきたし、ワンランクあげて自立した女性の証がほしいって方が多いです。ある意味ひとつの貯金みたいなものじゃないですか。家という資産を持つって。そういう考え方って素敵だと思います。40代だとよりそう考えるみたいですね。
  • うん。でもリノベーションに限らず住まいを買おうってなると、今までの賃貸の家探しの気楽さとはちょっと違う“重さ”がありますよね。諦めたんだ、何かを覚悟したんだ、って思われるみたいな(笑)そこに踏み出していいの?とか、この年で買っていいの?とか。でも、そう思いつつ興味を持ってるからこそ、問い合わせをしてくださるので。だから、恥ずかしいことじゃないしマイノリティなんかじゃない。ってまず言ってあげたいです。
  • 問い合わせボタンの「最初の一件」を押すまではすごい勇気がいるって聞きますよね。一回クリックしちゃうと全く抵抗がなくなって、いくらでも問い合わせできるようになるとも聞きますけど(笑)
  • (笑)。最初はみんな怖いよね。あとは、いざ購入しようと思って物件情報見ても数千万って単位しかないから、買ったら月々の生活費はどうなるんだ?ってところが全くわからない人がほとんど。だから、月々のシミュレーションを一番最初に提案して、今の家賃とそんなに変わらないんだなとか、今の美容院を変えればいいのかなとか、一ヶ月の生活費への負担が大きくないって具体的な生活をイメージできるようにご提案してます。

コーディネーターが教える、中古マンション購入の“コツ”

  • わたし、まず最初に“どれくらい住宅ローンが組めるのか”ローン事前審査することを勧めてます。
  • 具体的に住みたい中古物件がみつかる前にが基本ですよね。
  • 中古物件を買うって、新築とはちょっと違って個人が売主のケースがほとんどなんです。だからリノベーションしたい物件に出会えた!と思った時に、「買います!」って手をあげれば誰でも買えるわけではなくて、売主さんにも買う人を選ぶ権利があるんです。売主さんは、どれだけ買いたいという情熱よりも“この人は物件を買える資金を持った人なのか”という点を見ているので、まだ住みたい物件が決まってない時から、事前審査という名の“私が買えるっていう武器”を準備しておくことが本当に強くて。いい物件と出逢った時にさっと出せれば、他の人がきて買われてしまう前に、売主さんもオッケー!ってすぐ言ってくれるんですよ。
―― : なるほど。お金ってなんとなく後回しにしたくなる部分だけど、逆なんですね。
  • ローンの事前審査って、わたしたちコーディネーターに手数料が入るとか無いので(笑)わたしたちには何の得もないんです。お客さまへのメリットしかない。それに、審査したら絶対買わなきゃいけないものじゃないし、検討した結果やっぱり賃貸に住んでもいい。逆に、3000万の物件がすごく気に入って、そこではじめて審査をして2500万しか住宅ローンが組めないって結果が出たら、今まで見た物件って何だったの!?って。その方がお客様にとって辛い事だと思うんですよね。
  • 自分はいくら借りられるんだろうって思いながら物件探しするのと、私はここまで借りられるって思いながら物件探しするのは全然違いますよね。もちろん、物件案内はいくらでもお付き合いします。中古住宅は本当にご縁みたいなものなので、人によっては、2~3件で決まっちゃう人もいれば、20件見ても全くいいのに出会えないっていう人もいますから。そこは納得いくまでお付き合いします。

実家に戻る?結婚したら?リノジェンヌ特有の悩み

―― : 物件の探し方でリノジェンヌの皆さんが悩んでることってありますか?
  • よく相談されるのは、今買うことを検討してるけど、将来的には親の面倒をみなくちゃいけないとか。実家に戻る時どうしたらいいですか?ってことでしょうか。あとは結婚したらというのもモチロン。家を出るかもしれないし、相手が来るかもしれないし。そういう悩みのある方には、駅から近い立地のマンションをお勧めしています。最終的に売却を考えたときに、売りやすい条件が揃ってますし。中古物件なら新築よりも条件を満たせることが多いんですよ。
  • フルリノベーションだと設備も内装も一新するから、ただの中古マンションより売却しやすいって側面もありますよね。新築より安くて、物件が豊富にありますし。
  • 価格に関しては、新築マンションって“新築というブランド価値“が強いですよね。 バッグやアクセサリーと一緒で、ファーストオーナーということにものすごい価値があるので、極端な言い方をすると、たとえ翌日だとしても中古扱いになると価値がぐっと下がる。(笑)しかも、宣伝経費やモデルルームの用地代とかまでマンション価格に上乗せされているし。どうせ一瞬で中古になるんですよって声を大にして言いたい(笑)
―― : リノベーションは、中だけみちゃえば新品で、しかも自分どおりのデザインになるので新築マンションより自由かもしれない。
  • そう。わたしは設計もやっているのでその面からも“女性とリノベーション”ってとても相性がいいと思うんです。かわいいドアノブを選んだり、壁を一面だけペイントしたりとか。普通のマンションにはないこだわりが出せるので。その反面、働く女性は忙しいから、リノベーションプランの打ち合わせに毎週時間が割かれるのも大変だって思います。一回お客さまに「私すごい忙しいから、打ち合わせすごい苦痛なんです」って言われたことがあって(笑)
  • えー!
  • 物件買って打ち合わせが始まったら、決めることが多くて大変に感じたみたいで。でもそこがリノベーションの醍醐味なんですよね。“ここからしか選べません”じゃなくて、“ここは好きなものを選べます”っていうのが。でも、打ち合わせを重ねるうちに詳しくなって、照明はこれがいいってご自分で調べてきて、工事が始まったころには「ここにアクセントカラー入れたいね」っておっしゃって、住んだ今では「もう一部屋作りたい」って言ってくださるほどにV字回復しましたけど(笑)。住宅ローンって一人で二つ組めないんですよって言ったら「えっ組めないんですか」っていうほどに(笑)
  • (笑)。でも、女性の方はある程度キャリアも積んで忙しい中で家を探すから、賢く買うならリノベーション済みのマンションをそのまま購入するってセレクトもありますよね。わたしたちのリノベーションは、ひとつひとつ設計デザイナーがプランニングしているから、普通の中古物件のイメージで見に行くと「えーっすごいかわいい」「ここまでできるんですか」ってびっくりされます(笑)デザインという付加価値もあるし、金額に大きな差もない。それでこのクオリティならって。
―― : なるほど。プランニングからこだわり抜くのもいいし、自分が納得できる完成品をチョイスしてもいい。その選択肢があるのもいいですね。

女性同士だから、男性に言いにくい事だって相談できる

―― : では最後に、これからリノベーションを検討するリノジェンヌたちにアドバイスをお願いします。
  • 女性が家を買うなら、お互いのために女性の担当者のほうがいい!
    それはお客さまからも実際によく言われます。
  • ですね!案内してても「女の人で安心しました」とか「女性のひとが来てくれてすごく喋りやすかったです」と言われることが多いです。
  • 世の不動産会社って、担当は20?30代の男性がほとんどじゃないですか。この前お客さまから聞いた話は、どの不動産会社でもまず「何人でお住まいですか?」とか「旦那さまは今日は?」って家族構成を聞いてくるので、お客様としては「独身なんです」ってさらっと答えるつもりなんだけど、“気まずそうな聞いちゃいけないこと聞いたな”みたいな顔をさせちゃうんだろうなって、なぜかお客様のほうが気を使うことが多いんですって。やっぱり普通の不動産会社からしたらあんまりいないタイプの客なんだろうって思い込んでしまう。
  • 女性同士だと強がったって得ってないし、結構対等に話せるので、わからないことだって「一緒に調べましょう」ってわたしも言いやすいですよね。これがご夫婦だったりすると男性が「結構詳しいです」「友人にいるんですよ」って強がったりするから、なかなか難しいところもありますけど(笑)
  • あとは、住んだ後のアフターサービス。施工担当は男性ばかりなので、わたしは最初は一緒にお伺いするようにしてます。男ばっかりで女性の一人暮らしに押しかけるのも悪いので・・・。そういう点でも、女性スタッフに相談できるのがいいと思います。
  • それでもちょっと不安なら、最初のうちはメールでいろいろ相談いただくのもいいと思います。女性って事務職が多いから、ちょっと電話しに外行くにも周りの目が気になったり、お昼休みしか電話ができなかったりと制限が多いので。メールのほうがお互いにやりやすいと思います。
リノベーションコーディネーターによるインタビューは
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同じ立場で、同じ目線でリノベーションを考えるからこそ、
安心して相談できる頼もしい女性コーディネーター達です。